進化論は嘘 492

 

                  マタイの福音書275560

 

55 そこには、遠くからながめている女たちがたくさんいた。イエスに仕えてガリラヤからついて来た女たちであった。

 

56 その中に、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子らの母がいた。

 

57 夕方になって、アリマタヤの金持ちでヨセフという人が来た。彼もイエスの弟子になっていた。

 

58 この人はピラトのところに行って、イエスのからだの下げ渡しを願った。そこで、ピラトは、渡すように命じた。

 

59 ヨセフはそれを取り降ろして、きれいな亜麻布(あまぬの)(つつ)み、

 

60 岩を()って造った自分の新しい墓に納めた。墓の入口には大きな石をころがしかけて帰った。

 

 

 

イエスの埋葬

 

          ガリラヤの女たち

 

イエスが十字架につけられる様子を、遠くからながめているガリラヤの女たちがいた。特に3 人の名が上げられている。マグダラのマリア、ヤコブとヨセフとの母マリア、ゼベダイの子らの母。ゼベダイの子らとはヤコブとヨハネのことで、その母の名はサロメである。彼女はイエスの母マリアの姉妹である。つまり、ヤコブとヨハネは、イエスの従兄弟だったのである(マコ1540、ヨハ1925 参照)。この3 人の女たちは、イエスの死と埋葬の様子をしっかりと見ていた。その結果、イエスの復活を目撃する最初の証人たちとなる特権を与えられた。彼女たちの献身的な姿勢から教訓を学ぼう。

 

 

         アリマタヤのヨセフ

 

イエスは、金曜日(備えの日と呼ばれている)の午後3 時に息を引き取った。それから約3 時間後には日没となり、安息日が始まる。通常の安息日でも、死体をそのまま放置することは、ユダヤ人にとって考えられないことであった。ましてや、その年(紀元30 年)の安息日は、祭りと重なる「大いなる安息日」であった。十字架にかけられた死体は、なんとしても日没前に取り降ろさねばならない。
アリマタヤのヨセフというサンヘドリンの議員が、イエスのからだの下げ渡しをピラトに願い出た。彼は、アリマタヤ出身の金持ちのユダヤ人で、ひそかにイエスの弟子となっていた(マタ2757、マコ1543)。他の議員たちの行動に同意していなかった彼は、ピラトの許可を得て、イエスのからだを十字架から取り降ろし、亜麻布に包み、自分の墓に納めた(イザ539 の預言の成就)。ニコデモもそれに協力した。アリマタヤのヨセフとニコデモは、それまでは隠れた弟子であった。しかし、イエスを埋葬することによって、ついに自らの信仰を公にした。それは、彼らにとって「決断の時」となった。
埋葬をもって、イエスの「(はずかし)めの時」は終了した。誕生から十字架に至るまで、イエスは私たちを救うために「辱めの生涯」を送ってくださった。死体の埋葬は、「辱めの時」の終わりであると同時に、「栄化」の始まりとなった。アリマタヤのヨセフとニコデモの勇気ある行動は、主イエスの栄化への第一歩を用意するものとなった。彼らの名が、歴史に留められたのも当然である。私たちは、何を後世に残そうとしているのだろうか。この二人の信仰から、「決断の時」について、「献身」について、教訓を学ぼうではないか。

 

 

 

                        きょうの祈り

 

イエス・キリストの父なる神さま。アリマタヤのヨセフは、自分を守ることよりも、主を愛することを選び取りました。どうか私も、彼らのように主を愛することができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより

 

https://message-station.net/clay/daily/2022/01/13/2712/