進化論は嘘 461

 

                   マタイの福音書242931

 

29 だが、これらの日の苦難に続いてすぐに、太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は天から落ち、天の万象(ばんしょう)()り動かされます。

 

30 そのとき、人の子のしるしが天に現れます。すると、地上のあらゆる種族は、悲しみながら、人の子が大能(たいのう)(かがや)かしい栄光を()びて天の雲に乗って来るのを見るのです。

 

31 人の子は大きなラッパの響きとともに、御使いたちを遣わします。すると御使いたちは、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます。

 

 

 

メシア再臨のしるし

 

          人の子のしるし

 

「再臨はいつか、また、そのしるしは何か」というのが、弟子たちの第2 の質問であった。きょうの箇所で、イエスはその質問にお答えになる。(1)これらの日の苦難(大患難時代)に続いて、世界が暗黒に覆われ、天変地異が起こる。太陽や月の光が消え、天の万象が揺り動かされる。(2)その暗黒状態の中に、突然光が差し込む。これは、シャカイナ・グローリーのことである。この光こそ、「人の子のしるし」(再臨のしるし)である。(3)その時、人の子(王なるイエス)が、天の雲に乗って来るのを地上のあらゆる種族が目撃する。不信仰者である彼らは、悲しみながら再臨のメシアを見るようになる。

 

 

            復習

 

これで、イエスは3 つの質問のすべてに答えたことになる。(1)第1 の質問:「いつ、神殿崩壊という出来事が起こるのか。また、そのしるしは何か」。その答えは、「敵がエルサレムを包囲したら、それが神殿崩壊のしるしである」というものであった(ルカの福音書212024 にだけ記録されており、マタイの福音書にはない)。このしるしは、紀元66 年に与えられた。(2)第2 の質問:「メシアの再臨はいつ起こるのか。また、そのしるしは何か」。その答えは、「世界の暗黒を破るシャカイナ・グローリーの光が再臨のしるしである」であった。(3)第3 の質問:「世の終わりに突入するのはいつか。また、世の終わりに突入したというしるしは何か。」その答えは、「世界大戦がしるしである」であった。第一次世界大戦(191418 年)が、このしるしとなった。
「人の子は大きなラッパの響きとともに、御使いたちを遣わします。すると御使いたちは、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます」31 節)。この聖句は、イスラエルの民が約束の地に回復されることの預言である。この預言が最終的に成就するのは、再臨の後である。 再臨のイエスは、御使いたちを世界中に遣わす。 御使いたちは、離散の地にいるイスラエルの民を、世界各地から約束の地に呼び集める(イザ271213 参照)。
神殿崩壊のしるしと、世の終わりに突入したことのしるしは、すでに与えられた。再臨のしるしは、まだ与えられていないが、やがて与えられる。神の約束は必ず成就すると信じる人は、決して絶望することがない。私たちには、メシア再臨への準備ができているだろうか。悲しみながら再臨のメシアを迎えることのないように、今という時に、自らの信仰を確立しようではないか。

 

 

 

                         きょうの祈り

 

イスラエルの神よ。メシアの再臨を、喜びをもって迎えることができますように、今私の信仰を強めてください。きょうも真実なるあなたを見上げつつ希望をもって歩みます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより

 

https://message-station.net/clay/daily/2021/12/13/2527/