進化論は嘘 457

 

                   マタイの福音書2478

 

7 民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震(じしん)が起こります。

 

8 しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです。

 

世の終わりのしるし

 

               3 つのしるし

 

前回の箇所でイエスは、教会時代の一般的な特徴を2 つ上げて、それらのものは「終わりの時代のしるし」ではないと語られた。この箇所はその続きで、「世の終わりはいつ来るか、そのしるしは何か」という質問(弟子たちの第3 の質問)への回答になっている(マタ2478、マコ138、ルカ211011)。
1「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がる」というのが、世の終わりに突入したことの「しるし」である。問題は、その言葉が何を意味しているかという点である。旧約聖書やラビ文書の用例を見ると、ユダヤ的にはこの言葉は「世界戦争」を意味していることが分かる。この戦争は、6 節に出てきた地域紛争とは根本的に異なる。(2)世界戦争という「しるし」のほかに、さらに「ききん」「地震」という「しるし」も伴う。(3「しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです」とある。つまり、世の終わりには、一連の苦難が続くが、世界戦争、飢饉(ききん)、地震などは、その初めであるという意味である。一連の苦難が、メシア的王国(千年王国)を産み出すための陣痛(じんつう)の苦しみにたとえられている。

 

 

         今はどういう時代か

 

1)第一次世界大戦(191418 年)は、ここで預言されている「世界戦争」そのものである。この大戦は、人類の歴史上最初の世界大戦である。第二次世界大戦は、その延長線上で起こったものである。(2)第一次世界大戦は、人類の歴史が「世の終わり」の時代に突入したことの「しるし」である。これを境に、預言的に見て非常に重要な事が起こっている。 第一次世界大戦は、シオニズム運動に拍車をかけた。 第二次世界大戦は、ユダヤ人国家再建につながった。1948 年に誕生したイスラエル共和国がそれである。 さらに、1967 年の第三次中東戦争によって、イスラエルはエルサレムの再統合を成し遂げた。
イスラエルは再び、「預言的時間を示す時計」としての役割を果たし始めた。「世の終わり」と言われる時代がどれほどの期間続くのか、私たちには分からない。しかし、預言的には、人類の歴史が最終段階を迎えていることだけは確かである。今という時が与えられている間に、福音宣教に励もうではないか。やがて、だれも働くことのできない夜が来る。きょうという日を無駄(むだ)にすることのないように、主に祈ろう。「わたしたちは、わたしを遣わした方のわざを、昼の間に行わなければなりません。だれも働くことのできない夜が来ます」(ヨハ94

 

 

                        きょうの祈り

 

全知全能の神よ。今は終わりの時です。人類の歴史は、聖書預言どおりに進んでいます。どうか、光のあるうちに、福音を宣べ伝えることができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより

 

https://message-station.net/clay/daily/2021/12/09/2515/