進化論は嘘 392

 

                    マタイの福音書1333

 

33 イエスは、また別のたとえを話された。「天の御国は、パン種のようなものです。女が、パン種を取って、三サトンの粉の中に入れると、全体がふくらんで来ます。」

 

 

 

パン種のたとえ

 

         たとえ話を解釈する原則

 

マタイ13 章の一連のたとえ話は、すべて同じ原則によって解釈しなければならない。その原則を再確認してみよう。(1)マタイ13 章でいう「天の御国」とは、メシア的王国(千年王国)が成就する前に訪れる「奥義としての王国」のことである。(2)この王国時代の中心にあるのが「教会時代」である。従って、マタイ13 章のたとえ話は、教会時代に何が起こるかを教えたものである。

 

 

          パン種のたとえ

 

以上の原則に基づいて、「パン種のたとえ」を解釈してみよう。(1)「女」という言葉は何を意味しているのか。「女」が象徴的(しょうちょうてき)に用いられた場合、それは往々にして、霊的姦淫(かんいん)をもたらす偽の宗教体系を意味する。以下の聖句がその例である。「…あなたは、イゼベルという女をなすがままにさせている。この女は、わたしのしもべたちを教えて誤りに導き、不品行を行わせ、偶像の神にささげた物を食べさせている」(黙220)。「地の王たちは、この女と不品行を行い、地に住む人々も、この女の不品行のぶどう酒に酔ったのです。」(黙17118)。(2)次に、「パン種」という言葉は何を意味しているのか。「パン種」が象徴的に用いられた場合、それは常に「罪と関連したもの」である(1 コリ568)。より具体的には、その罪とは「偽りの教理」のことである(マタ1661112)。(3)最後に、「3サトンの粉」は何を意味しているか(1 サトンは13 リットル)。3 という数字は、キリスト教会の3 つのグループを表していると考えられる。教会時代において、キリスト教会は3 つの流れに分かれる。カトリック、東方教会、プロテスタントがそれである。
以上の内容を要約すると、次のようになる。 教会時代には、偽の宗教体系がキリストの教会の中に侵入し、神が啓示された真理の中に誤った教理を混ぜ込むようになる。 その結果、教会は悪影響を(こうむ)る。つまり、教会は内部の腐敗(ふはい)を経験するということである。 今の時代、確かにカトリック、東方教会、プロテスタントのすべての中に、程度の差こそあれ、何らかの誤った教理が存在している。
誤った教理を軽く見ることは決して許されることではない。私たちに関しては、みことばを(した)い求め、真理に立ち続けようではないか。聖書研究や日々のデボーションを大切にしよう。誤った教理を聞いたときに違和感を覚えるほどに、霊的感受性を養おう。主イエスのことばに留まるなら、私たちは真理を知り、真理は私たちを自由にする。

 

 

 

                        きょうの祈り

 

イエス・キリストの父なる神さま。女が粉の中に混ぜてくるパン種を見抜くことができますように、私に天来の知恵を与えてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより