進化論は嘘 301

 

                        創世記4921

 

21 ナフタリは放たれた雌鹿(めじか)で、美しい子鹿を産む。

 

ナフタリ族の将来

 

           山地に住む戦士

 

ナフタリ族に関しては、次のような預言がなされる。「ナフタリは放たれた雌鹿で、美しい子鹿を産む」。(1)ナフタリ族は、山地に住む戦士となる。彼らの相続地は、ガリラヤ湖の西側から北に()びる地域となる(ヨシ193239)。
「放たれた雌鹿」とは、軽快(けいかい)に動き回る様を表現する言葉である。なんと麗しい言葉であろうか。彼らは束縛(そくばく)(きら)い、自由を求めて勇敢に戦う戦士となる(士4 章参照)。(2)さらにナフタリ族には、雄弁の賜物が与えられる。「美しい小鹿を産む」という文は、「美しい言葉を発する」とも(やく)せる。ナフタリ族出身の雄弁家に、アビノアムの子バラクがいる。彼は、女預言者デボラとともにカナン人の王ヤビンと戦った。バラクの雄弁の賜物が遺憾(いかん)なく発揮(はっき)されているのが、士師記5 章である。彼はデボラとともに、【主】を(たた)る歌を歌っている。

 

 

          イエスの弟子たち

 

新約時代に、ナフタリ族がどうなっていたかを考えてみよう。イエスの弟子たちは、そのほとんどがガリラヤ人であった。つまり彼らは、かつてのナフタリの領地の出身だったということである。イエスの弟子たちは、真の自由を求めてイエスとともに移動する勇士となった。また、キリストの福音を伝える使者となった。つまり、「美しいことばを発する」という仕事に()されたのである。
イザヤ527 にはこう書かれている。「良い知らせを伝える者の足は山々の上にあって、なんと美しいことよ。平和を告げ知らせ、幸いな良い知らせを伝え、救いを告げ知らせ、『あなたの神が王となる』とシオンに言う者の足は」。ローマ1015 では、パウロがその聖句を引用してこう書いている。「(つか)わされなくては、どうして()べ伝えることができるでしょう。次のように書かれているとおりです。『良いことの知らせを伝える人々の足は、なんとりっぱでしょう』」。
クリスチャンには、「美しいことばを発する」という仕事(福音の伝達)が与えられている。このことを覚え、きょうもこの世に出て行こう。

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより