進化論は嘘 300

 

                        創世記4920

 

20 アシェルには、その食物が豊かになり、彼は王のごちそうを作り出す。

 

アシェル族の将来

 

           王のごちそう

 

アシェル族に関しては、次のような預言がなされる。「アシェルには、その食物が豊かになり、彼は王のごちそうを作り出す」(新改訳)。「アシェルには豊かな食物があり王の食卓に美味を供える」(新共同訳)。
1)アシェル族は、豊かな土地を所有し、豊富な食物に恵まれるようになる(アシェルとは、幸せという意味である)。彼らは、フェニキヤに隣接(りんせつ)する地中海沿岸地帯(カナンの地の北部)を相続するようになる(ヨシ192431)。ここは、農業生産に適した地である。今日でも、この地域にはオリーブの木が(しげ)っており、オリーブ油が豊富に生産されている。(2)アシェル族は、その豊かな産物を王にささげ、王の宮廷を(うるお)す役割を(にな)うことになる。(3)申命記33 章でモーセは、アシェル族について次のように預言している。「アシェルは子らの中で、最も祝福されている。その兄弟たちに愛され、その足を、油の中に(ひた)すようになれ」(24節)。ここで言う油とは、オリーブ油のことである。「足を油の中に浸す」とは、農業生産の豊かさを表現する比喩(ひゆ)的言葉である。この油を石油と解釈し、アシェル族の領地の下には油田があると主張する人たちがいるが、それは私的解釈であり、この聖句からその結論を導き出すのは適切ではない(実際に油田があるかどうかは、この聖句の解釈とは別の問題である)。

 

 

            適用

 

アシェル族は、自分に与えられた祝福(豊かな食物)を王のために(ささ)げた。私たちはどうか。神から与えられた数々の祝福を、王であるお方(イエス・キリスト)に献げているだろうか。エペソ210黙想(もくそう)してみよう。「私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをもあらかじめ(そな)えてくださったのです」

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより