進化論は嘘 261

 

                        創世記411

 

1 それから二年の後、パロは夢を見た。見ると、彼はナイルのほとりに立っていた。

 

 

 

神の時

 

            二年の後

 

「それから二年の後、パロは夢を見た。見ると、彼はナイルのほとりに立っていた」40 章と41 章の間には二年の経過がある。先に進む前に、「神の時」について考えてみよう。(1)ヨセフは17 歳でエジプトに売られたが、30 歳でパロに仕えるようになる(4146)。兄たちと再会するのは、それから9 年後である。(2)神の時が来るまでは、信仰と忍耐が試される。詩篇1051819 には次のようにある。「彼らは足かせで、ヨセフの足を悩まし、ヨセフは鉄のかせの中に入った。彼のことばがそのとおりになる時まで、【主】のことばは彼をためした」。(3)苦難や無意味と思える状態に耐えることは、信仰の訓練につながる。
ヨセフを支えたものとは何なのか。(1)彼は神の導きを理解していた。自分がヤコブの一家をエジプトに移住させるための架け橋になることを理解していたのである。(2)彼は2 つの夢(37 章)の意味を理解し、主がともにおられるという確信を持っていた。私たちに必要なのは、このような確信である。

 

再臨の時
ここで再臨の時について考えてみよう。(1)創世記315 で、最初のメシア預言が与えられた。(2)創世記1213 で、アブラハムの子孫からメシアが誕生することが預言された。(3)創世記4910 で、ユダの子孫からメシアが誕生することが預言された。(4)メシアは、ローマ帝国がユダヤを支配していた時代に誕生した。その時代の特徴は、・ギリシア語という共通言語、・ローマによる平和、・帝国内に張り(めぐ)らされた道路網、・ユダヤ人の離散とシナゴーグの存在、・霊的()(かわ)き、などである。メシアが登場する状況として、これ以上のものはない。(5)ガラテヤ44 には、「しかし定めの時が来たので、神はご自分の御子(みこ)(つか)わし、この方を、女から生まれた者、また律法の下にある者となさいました」とある。
神の時の特徴は、(おく)れているように見えても、実現すると、それが最善のタイミングであったことが分かるということである。教会の携挙(けいきょ)やキリストの再臨も、これと同じである。「主は、ある人たちがおそいと思っているように、その約束のことを遅らせておられるのではありません。かえって、あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです」(2 ペテ39)。キリストの再臨は必ず来るという確信を持って、日々神に忠実に歩もう。

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより