進化論は嘘 203

 

                       創世記2869

 

6 エサウは、イサクがヤコブを祝福し、彼をパダン・アラムに送り出して、そこから妻をめとるように、彼を祝福して彼に命じ、カナンの娘たちから妻をめとってはならないと言ったこと、

 

7 またヤコブが、父と母の言うことに聞き従ってパダン・アラムへ行ったことに気づいた。

 

8 エサウはまた、カナンの娘たちが父イサクの気に入らないのに気づいた。

 

9 それでエサウはイシュマエルのところに行き、今ある妻たちのほかに、アブラハムの子イシュマエルの娘で、ネバヨテの妹マハラテを妻としてめとった。

 

 

 

エサウの結婚

 

           状況を知るエサウ

 

エサウは、ヤコブが家を出たことを知った。しかし、彼が知ったのは、それだけではなかった。(1)彼は、父イサクがヤコブを祝福し、彼をパダン・アラムに送り出したことを知った。(2)また、イサクが、その地に住むリベカの親せきの中から妻をめとるように命じたことも知った。(3)きわめつけは、自分の妻であるカナン人の娘たちのことを、父イサクが気に入っていないことを知ったことである。母のリベカが自分の妻たちを嫌っていることは分かっていたが、父イサクまでも同じ気持ちでいることを知ったのは、かなりの衝撃だったはずである。
エサウは、カナン人の娘たちと結婚すべきでないことは最初から分かっていた。しかし、彼は、両親の期待を裏切って土地の娘たちと結婚した。それに対して、弟のヤコブは、両親の期待に沿うような歩みをしていた。本来であれば、この対比は、エサウにとっては悔い改めの機会となるはずのものであった。しかし、彼は全く別の対応をする。つまり、両親が嫌がることを積み重ねるのである。

 

 

           反発するエサウ

 

「それでエサウはイシュマエルのところに行き、今ある妻たちのほかに、アブラハムの子イシュマエルの娘で、ネバヨテの妹マハラテを妻としてめとった」。(1)彼は、イシュマエルのところに行った。イシュマエルはすでに死んでいるので、これは、イシュマエルの家に行った、という意味であろう。(2)エサウは、イシュマエルの子孫の中から、3 人目の妻を迎えた。ネバヨテの妹マハラテがそれである。(3)この女性は、創世記363 では、バセマテという名で呼ばれている。
エサウの行動をどのように評価すべきか。箴言2611 には、「犬が自分の()いた物に帰って来るように、愚かな者は自分の愚かさをくり返す」とある。エサウの姿は、まさにここに書かれている犬のようである。彼は、愚かな行為を悔い改める代わりに、自らの愚かさを繰り返したのである。私たちが神の御心から離れた場合、聖霊は私たちに語りかけて下さる。聖霊の語りかけの声を無視し続けるなら、私たちの霊性は鈍感(どんかん)になり、より悲惨(ひさん)な状態に落ちていく。知恵ある者とは、神を恐れ、聖霊の語りかけに耳を(かたむ)ける人である。私たちに関しては、知恵ある者の生き方を選ぼうではないか。

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ  Clayより