進化論は嘘 153

 

                      創世記192329

 

23 太陽が地上に上ったころ、ロトはツォアルに着いた。

 

24 そのとき、【主】はソドムとゴモラの上に、硫黄(いおう)の火を天の【主】のところから降らせ、

 

25 これらの町々と低地全体と、その町々の住民と、その地の植物をみな滅ぼされた。

 

26 ロトのうしろにいた彼の妻は、振り返ったので、塩の柱になってしまった。

 

27 翌朝早く、アブラハムは、かつて【主】の前に立ったあの場所に行った。

 

28 彼がソドムとゴモラのほう、それに低地の全地方を見おろすと、見よ、まるでかまどの(けむり)のようにその地の煙が立ち上っていた。

 

29 こうして、神が低地の町々を滅ぼされたとき、神はアブラハムを覚えておられた。それで、ロトが住んでいた町々を滅ぼされたとき、神はロトをその破壊の中からのがれさせた。

 

 

 

ソドムとゴモラの滅亡

 

 

ロトの妻

 

 

 「太陽が地上に上ったころ、ロトはツォアルに着いた」。ロトは、家族を救おうとして労したが、結局助かったのは4 人だけだった。ツォアルに着いたロトが見たのは、神の裁きの光景であった。「そのとき、【主】はソドムとゴモラの上に、硫黄の火を天の【主】のところから降らせ、これらの町々と低地全体と、その町々の住民と、その地の植物をみな滅ぼされた」。(1)【主】(ヤハウェ)という言葉が、2 度出てくる。これは、神の存在の複数性を示している(つまり、神が三位一体であることの啓示(けいじ)である)。(2)滅ぼされた町々は、ソドム、ゴモラ、アデマ、ツェボイム(142148、申2923)であった。滅ぼされる前は、その辺り一帯はエデンの園のようだった。(3)ロトは、愛する家族をもう1 人失う。彼の妻は、ソドムの生活に未練を感じ、うしろを振り返った。これは、神の警告に対する違反である。そのため彼女は、塩の柱になった。新約聖書は、そのことを通して私たちに厳しい警告を発している。「ロトの妻を思い出しなさい」(ルカ1732)。今、自分の内にロトの妻のような性質が残っていないかどうか、吟味しようではないか。

 

 

アブラハム

 

 

 アブラハムは、前日とりなしの祈りをした場所に行った。そこから、町々が滅ぼされる様子を見て、彼は、町には10 人の義人がいなかったことを知った。ロトがどうなったかは、この時点ではまだ知らされていない。18 章から続いてきた一連の物語の結論が、29 節に書かれている。「こうして、神が低地の町々を滅ぼされたとき、神はアブラハムを覚えておられた。それで、ロトが住んでいた町々を滅ぼされたとき、神はロトをその破壊の中からのがれさせた」。この聖句には、(1)罪に対する神の裁きの厳しさが書かれている。(2)また、アブラハム契約とアブラハムの祈りのゆえに、ロトが救われたことが記されている。アブラハムが一番心配したのは、ロトのことであった。ソドムを救ってほしいという願いは聞かれなかったが、彼の祈りの精神は聞かれたのである。(3「覚えておられた」とは、忘れていなかったという意味ではない。この言葉は神の行動を示している。神は最善を行うために行動されるお方である。神にとって不可能はない。
神は私たちの祈りを聞き、それを覚えておられる。つまり、時が来たなら行動してくださるということだ。きょうも、祈りの力を信じて歩もう。

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより