進化論は嘘 110

 

創世記102131

 

21 セムにも子が生まれた。セムはエベルのすべての子孫の先祖であって、ヤペテの兄であった。

 

22 セムの子孫はエラム、アシュル、アルパクシャデ、ルデ、アラム。

 

23 アラムの子孫はウツ、フル、ゲテル、マシュ。

 

24 アルパクシャデはシェラフを生み、シェラフはエベルを生んだ。

 

25 エベルにはふたりの男の子が生まれ、ひとりの名はペレグであった。彼の時代に地が分けられたからである。もうひとりの兄弟の名はヨクタンであった。

 

26 ヨクタンは、アルモダデ、シェレフ、ハツァルマベテ、エラフ、

 

27 ハドラム、ウザル、ディクラ、

 

28 オバル、アビマエル、シェバ、

 

29 オフィル、ハビラ、ヨバブを生んだ。これらはみな、ヨクタンの子孫であった。

 

30 彼らの定住地は、メシャからセファルに及ぶ東の高原地帯であった。

 

31 以上は、それぞれ氏族、国語、地方、国ごとに示したセムの子孫である。

 

セムの系図

 

セムの子孫たち

 

 ノアの息子は、セム、ハム、ヤペテの順番に誕生したが、10 章の系図では、ヤペテ、ハム、セムの番で登場する。その理由は、メシアの系図に関係がないものを先に扱い、最後に、メシアの家系につながるものを扱うからである。セムの家系は、メシアがそこから誕生する家系である。
 「セムにも子が生まれた。セムはエベルのすべての子孫の先祖であって、ヤペテの兄であった」21 節)。セムの子どもたちの中で、エベルが特筆されている。「エベル」は、「ヘブル人」という言葉の語源である。つまり、セムエベルヘブル人と続くわけで、エベルはきわめて重要な人物なのである。
 「セムの子孫はエラム、アシュル、アルパクシャデ、ルデ、アラム」22 節)。セムには5 人の息子たちが誕生したが、その中で、アラムとアルパクシャデが詳細に取り上げられている。(1)アラムには、4 人の息子が生まれた。(2)セムの息子たちの中では、アルパクシャデが一番重要である。その家系が、メシアの家系につながるからである。創世記10 章の系図では、アルパクシャデとシェラフがつながっているが、実はその間に、カイナンという人物が入る(ルカ33536 参照)。創世記10 章の系図によれば、アルパクシャデシェラフエバル(ヘブル人の父)ふたりの息子(ペレグとヨクタン)とつながっていく。(3)ペレグという名の意味は、「分ける」ということである。「彼の時代に地が分けられたからである」25節)と解説されているが、おそらくこれは、バベルの塔での言葉の混乱(言葉の分割)を指すのであろう。ペレグは、バベルの塔事件と同時代に生きた人物である。(4)ヨクタンからは、13 人の息子たちが誕生している。すべてアラビア人として広がって行く。
 神が創世記315 で約束された「女の子孫(メシア)」は、確実にこの世に誕生される。そのために用いられるのが、ノアセムアルパクシャデシェラフエバルペレグという家系である。神の約束は確実に成就することを覚え、御名をたたえようではないか。神はきょうも、私たちの上に御目を注いでいてくださる。

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより