進化論は嘘 85

 

創世記532

 

32 ノアが五百歳になったとき、ノアはセム、ハム、ヤペテを生んだ。

 

ノア(10 代目)

 

3人の息子たち

 

 いよいよアダムから数えて10代目のノアが登場する。「ノアが五百歳になったとき、ノアはセム、ハム、ヤペテを生んだ」とある。五百歳で3人の息子を同時に生んだということではなく、「五百歳で3人の息子がいた」という意味である。(1)セムとは、「名前」という意味である。(2)ハムとは、「熱い」という意味である。(3)ヤペテとは、「美しい」という意味である。
 セツの家系(信仰者の家系)から誕生したノアは、エノクに続く第二の希望の光となった。彼は、大洪水を生き延び、人類の歴史を再スタートさせるための器として用いられるのである。再度、なぜカインの家系ではなく、セツの家系が選ばれたのかを考えてみよう。後者の特徴は、霊的な目が開かれていたことである。彼らは、神に祈り、神とともに歩むことを喜びとした。私たちの場合はどうか。自分の願いが叶えられるために神を利用しているだけなのか、あるいは、神の御心を行うことを喜びとしているのか、聖霊によって吟味していただこうではないか。

 

まとめと展望

 

 ここまでの学びで、ローマ512が真理であることが分かった。「そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして死が全人類に広がったのと同様に、それというのも全人類が罪を犯したからです」。この原則の例外は、死を経験しないで天に上げられたエノクだけである。創世記34は、サタンの嘘であることも明らかになった。「そこで、蛇は女に言った。『あなたがたは決して死にません』」
 創世記に登場する人物は、歴史的に実在したと旧新約聖書は認めている(1114、ルカ33638参照)。神は、「約束の種(子孫)」を守り、その記録を残された。その家系から、メシアであるイエスが誕生する。神が創世記315で約束されたことは、そのまま成就する。「わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく」。この約束は、イエス・キリストの十字架の死と復活において成就するのである。
 聖書の神は、約束を守る神、不思議を行う神である。その神とともに歩むのは、人として最高の特権である。神の御心をキャッチする霊的資質が自分の内側で育つように、主に求めようではないか。

 

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより