進化論は嘘 82

 

創世記515

 

1 これはアダムの歴史の記録である。神は人を創造されたとき、神に似せて彼を造られ、

 

2 男と女とに彼らを創造された。彼らが創造された日に、神は彼らを祝福して、その名を人と呼ばれた。

 

3 アダムは、百三十年生きて、彼に似た、彼のかたちどおりの子を生んだ。彼はその子をセツと名づけた。

 

4 アダムはセツを生んで後、八百年生き、息子、娘たちを生んだ。

 

5 アダムは全部で九百三十年生きた。こうして彼は死んだ。

 

アダムの生涯

 

2のトルドット(1 2 節)

 

 ここから、創世記の第2区分(トルドット)が始まる(創5168)。第2区分では、「約束の子孫(種)」である「セツの流れ」(アダムから10代目までの家系)を追っていくことになる。その中で重要な人物が4人登場する。 初代のアダム。 7代目のエノク。 9代目のレメク。 10代目のノア。
 創世記512は、創世記の第1区分(24426)の要約である。(1「アダムを創造されたとき」とあるが、これは第6日のことである。(2「神のかたち」が、アダム以降の世代にどのように継承されたのかが記述されている。(3)神は、男と女とに彼らを創造されたことが記されている。ここでは、「アダム(人)」とは、固有名詞ではなく人類全体を指す言葉である。(4)神は彼らを祝福された。これは、エデン契約の祝福である。

 

アダムの生涯(35節)

 

 系図には、定型の文書形式がある。 何歳で「約束の子孫(種)」を生んだか。 その子の命名。 それから何年生きたか。 息子、娘たちを生んだ。 何歳で死んだか。この定型の形式に従って、アダムの生涯を見てみよう。
 (1)アダムは130年生きて、子を生んだ。ここから、「約束の種(子孫)」の系列が始まる。(2)彼はその子を、セツと命名した。(3)それから彼は、800年生きた。(4)彼は、息子、娘たちを生んだ。(5)彼は、930歳で死んだ。以上が定型の要素である。
 アダムの場合は、非定型の要素も付加されている。(1)彼が生んだ子は、「神のかたち」ではなく、「彼のかたち」になっている。(2)人は「神のかたち」を保持しているが、同時に、アダムの堕落した性質を相続するようになったのである。人類すべては、アダムとエバから発している。このことを覚えよう。もし、私たちの心に人種的な偏見が少しでもあるとしたら、それは聖書的真理に逆行する考え方である。すべての人は、「神のかたち」を持っている。すべての人は、アダムの子孫である。すべての人は、アダムにあって罪を犯した。そして、すべての人は、キリストにあって新しくされる。

 

 

ハーベストタイムミニストリーズ Clayより