生活様式を体験してもらう空間

K:「ダイエット」という言葉は、もともとギリシャ語で、「生活様式、生き方」を意味するものだったという話を、
前回うかがいました。そして、このギリシャ語の語源に近いところで、「健康的に生きるための生活様式」を軸に、クライアントの運動や食のサポートしたいと考えているとおっしゃっていました。
 前回のインタビューは、予定していたテーマを急きょ変えて、木内さんが昨年から取り組んでいる新たなパーソナルセッションについてうかがったので、具体的な内容を写真で紹介することができませんでしたが、今回は実際の食事やトレーニングルームなどの写真撮影をさせていただいたので、それらの写真を見ながら、お話をうかがっていきたいと思います。

まず単純なことの確認ですが、撮影させていただいたマンションに、木内さんは住んでいらっしゃるわけですね。

 

木内:そうです。運動だけでなく、食や睡眠など、生活の根幹になるところを実際に見て知ってもらう、食事についても実際につくるところも見てもらいながら味わってもらう。そのために、私の生活空間の部分も見てもらうようにしています。

 

K:トレーニングルームにしている部屋は何畳くらいの広さですか?

 

木内:7.5畳ですね。フィットネスクラブやトレーニングジムなどを基準にすると狭いスペースですが、大きなマシーンや器具類を使わないので、私がクライアントと行うセッションではこの広さで十分です。

 

K:この広さでできるということは、クライアントの自宅でもできるということですね。

 

木内:そこも重要な点です。ここで行うセッションは自宅でもやってもらいたいので、使っている器具類も含めて参考にしてもらえればと考えています。

 

K:木内さんが精選しているいろいろなトレーニング器具を実際に使ってみることができるのも、クライアントにとっては貴重な体験になりますね。自宅でも使ってみたければ、その器具の購入方法などを木内さんに聞いて、手に入れやすいのもいいところですね。


木内:実際、器具類もそうですし、調理器具や食材なども、同じものを揃えている人がけっこういますね。寝具なども、私がこれまでの経験で選んでいるものを伝えています。

 

K:木内さんの自宅で行うからこそできる「生活様式のサポート」のあり方といえますね。