エクササイズの解剖学

アーノルドプレス
手首の回旋動作を加え、肩の成長を引き出すエクササイズ

 

動 作

 アーノルド・シュワルツェネッガーの名を冠したこのエクササイズは、三角筋の前部、中部、後部を強化するとともに、
僧帽筋の中部、上部も刺激する。つまり肩全体がしっかり鍛えられる、効果の高いエクササイズだ。
 左右それぞれの手にダンベルを持ち、手のひらを後ろに向け、肩の高さにかまえたポジションからスタートする。腹式呼吸で深く息を吸い、息を吐きながらダンベルを頭上に上げるが、このとき手首を外側にまわしながら上げる。トップポジションでは手のひらが前を向くようにする。

 

スタートポジション
 ダンベルを肩の高さにかまえ、手のひらを後ろに向ける。
●シーティッドポジション、またはスタンディングポジションでダンベルを持ち、腹筋と殿筋にしっかりと力を入れて胸
を張り、頭を背骨の延長上に保った姿勢をとる。
●肩の筋肉を働かせてダンベルを頭上に上げる。動作全体をとおして手首を外側にまわしながら上げ、トップポジショ
ンで手のひらが前を向くようにする。

フィニッシュポジション
 腕を完全に伸ばし、手のひらは前に向ける。
●腹式呼吸で鼻から息を吸いながら、上げる局面とは逆の動作で(手首を内側にまわす)ダンベルを下ろし、肩の高さまで戻す。
●殿筋、腹筋、背中にしっかりと力を入れて動作を行う。

 

ターゲットとなる部位
 三角筋、僧帽筋。

 

いつ行うか
 肩のルーティンの最初に重いウェイトを使って行うか、またはルーティンの最後に三角筋の仕上げの種目として軽めのウェイトで行う。

 

セット数とレップ数
6〜8レップで3セット行う。