一つの器具で トレーニングする Part 2

メディシンボールだけで行うルーティン
プログラム作成:ジム・ライノ

 

以下の2つのルーティンは、15 ポンド(6.8kg)以上のメディシンボール1個を使って行う。メディシンボールはどんなタイプでもいいが(皮、またはゴム製、ハンドル付き、またはなし)、メディシンボール・スラムはバウンドしないボールで行うのがベストだ。

 

30分ルーティン

A、Bと表記されたエクササイズをスーパーセット*で行う。スーパーセット間に1分休む。
*2種目を組み合わせて各1セットずつ、間に休息を入れずに行うトレーニング法。

エクササイズ      セット数    レップ数

1A スクワット・トゥ・
オーバーヘッドプレス   3        15

2A オーバーヘッド・
チョップ         3       15(片側につき)

2B ランジ&ツイスト    3       10(片側につき)

3A ウェイティッド・
スーパーマン       2        10

3B オーバーヘッド・
トライセップス
エクステンション     2        15

 

ライイング・チェストパス
 あお向けに寝て膝を曲げ、足をしっかりと床につけ、ボールを胸の位置に持つ。ここから爆発的なプレス動作で、ボールを真っ直ぐ上にできるかぎり高く投げ、返ってきたボールを肘をそっと曲げてキャッチ する。パートナーがいる場合は、パートナーにキャッチしてもらう。一人で行う場合は、確実にキャッチできるように真っ直ぐ上に投げる。練習の積み重ねで確実にできるようにしていく。

 

ウェイティッド・スーパーマン
 床にうつ伏せになり、腕を前に伸ばしてボールを両手で持つ。スーパーマンの動作を行い、上背部と殿筋を同時に収縮
させて腕と脚を床から持ち上げる。トップポジションで1秒静止してから、ゆっくりとスタートポジションに戻る。

 

オーバーヘッド・チョップ
 スタンディングポジションで、メディシンボールを左側の上方に腕を伸ばして持つ。膝を曲げ、体を回旋させてボールを右側に下ろす。すぐに動作を折り返してスタートポジションの左側の上方に戻す。片側で指定のレップ数を行ったら、反対側で同様に行う。