旬の食材

旬の食材は美味しく、栄養価も高くなります。旬の食材を取り入れて、健康づくりに役立てましょう。

 

 

 

●なす

 

なすに含まれている成分は約94%が水分で、栄養価はあまり高くありません。ただし、なすの紫色はポリフェノールの一種であるアントシアニンによるもので、アントシアニンには抗酸化作用があり、老化予防、動脈硬化の予防、がんの発生を抑制するなどの作用があります。また、夏野菜は全般的に体を冷やす効果がありますが、なすは特にその作用が強く認められるため、夏場に熱中症予防のためにもおすすめです。

 

 

 

●しそ

 

しそ特有の香りの元は、ペリルアルデヒドという成分で、臭覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進させるほか、健胃作用もあるといわれています。また、強い防腐作用を持ち、食中毒の予防にも役立ちます。また、体内でビタミンAに変わるβカロテンの含有量が多く、野菜の中でトップクラスです。βカロテンには、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きや抗酸化作用があります。その他にも骨や歯を丈夫にするカルシウム、貧血を防ぐ鉄、ナトリウムを排出し高血圧・むくみを予防するカリウム、便通を促す食物繊維、ビタミンB群、Cなども多く含まれています。