中枢神経系刺激作用を持つ物質に加え、ワークアウト前サプリメントには一酸化窒素の生成量を増やす物質を含むものを探す人が多いだろう。一酸化窒素の増加と興奮作用という２つのカテゴリーは、ワークアウト前サプリメントの市場を押し広げてきたものである。筋肉のパンプを高めることは、トレーニング仲間を感嘆させる外観をつくるだけでなく、筋膜が引き伸ばされることにより、筋細胞を刺激し、長期的にみた場合の成長を促進する効果が得られることになる。
シトルリン
シトルリンは体内でアルギニンに変換され、アルギニンから一酸化窒素に変換される。ではなぜアルギニンではなく、シトルリンを利用するのか？
その理由は、アルギニンを摂ると、その大部分は腸の細胞で使われることになるからだ。このため、血中に送り込まれるアルギニン量が少なくなる。シトルリンを摂取すると、血中のアルギニンレベルを高めることになり、アルギニンだけを摂る場合よりも一酸化窒素の生成量を増やすことができるのだ。
アルギニン
上述したように、アルギニンは体内で一酸化窒素に変換される。しかし、L- アルギニンは吸収率がよくないので、その
他の形態のアルギニンを利用するとよい。アルギニンAKG（アルファケトグルタル酸）、アルギニンHCL（塩酸）、アルギニンケトイソカプロン酸といったタイプを使い、一酸化窒素レベルを十分に高められるようにしよう。