一般的に日本では、脱衣所や浴室に暖房器具を置いて暖めるという習慣はほとんどありません。冬場の入浴時の事故を未然に防ぐためには、居間と脱衣所と浴室の温度差をできるだけ小さくしておくことが大切です。また、ぬるめの湯加減でじんわり体を温めるようにしましょう。
【ヒートショックを防ぐ入浴法】
・脱衣所に暖房器具を置くなどして、入浴前に脱衣 所を暖かくしておく
・浴槽のふたを開けたり、浴室の床や壁に温かいシャワーをまくなどして、浴室を暖めておく
・湯船に入る前に、手や足といった末端の部分からかけ湯をして、徐々に体を温めていく
・40度程度のぬるめの湯でじんわり体を温める
・心臓病や高血圧の人は、半身浴にし、肩にお湯で温めたタオルをかける
・飲酒後の入浴は避ける
・入浴の前後にはコップ1杯程度の水分を補給する
家族に高齢者や高血圧、糖尿病などの病気を持っている人がいる場合には、入浴中に定期的に声をかけるようにしましょう。