ヒートショックとは

入浴中の突然死には、温度の急激な変化が原因で起こる「ヒートショック」が関係しています。

 

 

 

人間の体には、環境の変化に合わせて体温を常に一定保つ働きがあります。暖かいところでは血管が拡張して血圧は下がり、寒いところでは血管が収縮して血圧は上がります。温度の変化が穏やかであれば問題はありませんが、急激な温度変化にさらされた場合には、血圧や脈拍にも急激な変化が起こります。これが、ヒートショックと呼ばれる状態です。

 

ヒートショックによって心臓や全身の血管に異変が起こり、脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まります。また、軽く失神しただけでも頭を打つなど、大変な危険を伴います。