コアを強力に鍛える エクササイズのバリエーション

マシュー・パドバ Matthew Pudvah, C.S.C.S.

 

手、足を床についた四つ這い姿勢をとる
と、股間節や肩の安定に働く筋群など、小さ
いが重要な役割を果たす筋肉が鍛えられる。
なかでも強力に鍛えられるのがコアだ。この
ポジションから、ロウやスレッドドラッグといっ
たバリエーションエクササイズを行うことで、
コアをあらゆる角度から鍛えることができる。

 

基本のポジション

 

1. 四つ這いになって膝を腰の真下、手首を肩の真下につく。

2. つま先を床に強く押しつけ、膝を軽く持ち上げる。背中は真っ直ぐにしておくこと(背中にラクロスの
ボールをのせても、そのボールが落ちないように背中を真っ直ぐに保つ)。
3. 腰がまわらないようにして、そのままで姿勢を保持する。まず30秒保持することをめざす。30 秒保持できるようになったら、以下のエクササイズに進み、これらを腹筋のトレーニング日に加えるようにしよう。

 

ベアクロール
四つ這い姿勢で行う最も基本的なエクササイズだ。前・後ろ・横方向にゆっくりと進み、コア、大腿四頭筋、殿筋をしっかりと働かせることができる。次のようにして行う。 一方の手と反対の足を小さく前に出し、次は反対側で同様に行い、これを繰り返す。簡単な動作に思えるだろうが、正しいフォームで行っていれば、きつさに驚くはずだ。前後方向だけでなく、横や斜めに動く方法を取り入れることもできる。