イミダペプチドについて

脳の酸化ストレスを軽減する抗酸化作用のあるイミダペプチド(イミダゾールペプチド)は鶏胸肉に多く含まれています。鶏胸肉以外に、鶏もも肉、豚ロース肉、豚もも肉、牛もも肉、カツオといった食材にも、イミダペプチドは含まれています。

 

もも肉やロース肉は動物の体重を支える部分の筋肉です。ですから、そこにも疲労回復を促すためにイミダペプチドが含まれています。また、カツオのように時速数十㎞という高速で回遊している大型魚の尾びれに近い部分にも、絶え間なく尾びれを動かしても疲れないように、イミダペプチドが豊富に含まれています。

 

先述したように、生の鶏胸肉のイミダペプチドの含有量は飛びぬけた数字です。効率だけを考えるなら、1日1回鶏胸肉100gを食べるのがベストでしょう。でも、たとえ調理法や味つけを変えても毎日鶏胸肉を食べると飽きる、あるいは鶏胸肉が好きでないという人もいるでしょう。そんなときに、次の選択肢になるのは豚ロースとカツオです。どちらも手に入りやすい食材で、イミダペプチドの含有量は多く、豚ロースならおよそ130g、カツオならおよそ150g をとれば、鶏胸肉100gと同等の200mg のイミダペプチドが摂取できると推測されます。