イミダペプチドは鶏の胸肉100gで効果的に摂取できる

イミダペプチドをどれくらい摂取すれば抗疲労効果あるかについては、数々の実験結果から、「脳内で持続的に酸化ストレスを減らして、抗酸化効果を発揮し続けるには、1日あたり200mgのイミダペプチドをとるのが有効である。最低2週間ほどとり続けると抗疲労効果が現れる」ということが明らかになっています。

 

具体的には、1日に200mgのイミダペプチドを効果的に摂取するには、鶏の胸肉100gを食べるのがいいでしょう。

鶏の胸肉は、比較的安価で簡単に手に入るというメリットもあります。最近はコンビニでも、サラダ用に加工されたタイプが買えるようになっています。イミダペプチドは加工に強くて安定的なので、鳥の胸肉を蒸したり、茹ゆ でたり、焼いたりと、好みの調理法で食べることができます。また、イミダペプチドは水溶性なので、蒸す、茹でるなどしたときは、残った汁を調味してスープにすると、イミダペプチドを余すところなく摂取できます。ただし、直火で長時間あぶると成分が変質する恐れがあるため、焦がすようなグリル料理は避けてください(AGEを増やします)。

 

同じ肉類では、牛肉や豚肉にもイミダペプチドは含まれていますが、含有量は鶏の胸肉よりもかなり少なくなります。例えば牛肉で1日200mg のイミダペプチドを摂取しようとすると、毎日400gを食べる必要があります。鶏の胸肉以外でイミダペプチドをとる方法としては、サプリメントがあります。鶏の胸肉もサプリメントも、イミダペプチドの量として200mg を体内に吸収できれば同じ効果をえることができます。ただ、鶏の胸肉は食事や摂取方法により体内への吸収力に差が出やすいため、毎日定期的にイミダペプチドをとるには、カプセルやドリンクのようなサプリメントのほうが適しているかもしれません。