疲労感のマスキング

「過労死するのは人間だけ」という、ちょっとショッキングな解説もあります。

 

疲労感が生体アラームとして効かなくなり、疲れが積み重なっていくことの危険性に、私たちはもっとしっかり向き合う必要があります。

 

これは「疲労感のマスキング」の問題です。「ランナーズ・ハイ」も、疲労感のマスキングであって危険性が高いと解説されていて、認識を新たにしました。「疲労感なき疲労」「隠れ疲労」の問題は、しっかり向き合う必要があります。

 

仕事のやりがいや楽しさ、集中力、ランナーズ・ハイの多幸感や快感など、これまではプラスの評価だったものが、実は非常に危険であると言われていて、価値観が逆転してしまうのです。疲労の実体が、「脳の自律神経の中枢」の疲労だということが解明されてきています。人間の生体機能の根幹を調節している自律神経の疲労ですから、「疲労感のマスキング」を見過ごすことはできないのです。

 

 

 

健康づくりのためにやっているはずのことが、気づかないうちに健康にとってマイナスになっているということも起きてしまいます。