歳をとると眠りが浅くなるのはなぜ?

歳を重ねたり、不健康になってくると、体温推移は理想的なものと異なる推移を見せるようになります。「起床時」よりも「就寝時」のほうが高いのが理想的なのですが、逆転してしまうのです。理想とかけ離れた体温リズムで生活すると、不眠に陥りやすくなります。また、生活のメリハリも付きにくくなります。その結果、病気のリスクが高まってしまうのです。

 

 

中之条町の住民1600 人にご協力いただいて、1週間の「起床時」と「就寝時」の体温差を調査しました。その結果、・「起床時」よりも「就寝時」の体温が低い人は不眠に悩まされている ということがわかりました。 さらにわかったことがあります。30 代を境に「起床時」よりも「就寝時」の体温が低くなりがちであることです。「歳をとるとあまり眠れなくなる」とよくいいますが、調査によってもあらためて実証された形です。