陸上の世界大会の決勝が夕方に行われる理由

まず、体温がもっとも高くなる夕方は、体はどのようになっているのでしょうか?
ひとことでいえば、「もっとものっている時間帯」「人間の運動能力がもっとも高まっている時間帯」です。
自律神経のスイッチは交感神経優位になっていますし、血圧や脈拍なども上昇しています。 

 

ちなみに、陸上短距離100メートルなど、短い時間で集中して結果を出す競技の世界記録は、ほとんどが夕方4~6時の時間帯で生まれています。

 

陸上短距離100メートルの場合、午前中に予選のレースを行い、夕方に決勝レースを行う、といったプログラムを組んでいます。この時間帯は世界記録が生まれやすいことをあらかじめ考慮に入れ、その時間帯で決勝レースを組んでいるのだろうと思います。