性格からアプローチするダイエット

米人気番組「The Biggest Loser」の原料指導コーチがアドバイスする、ダイエットを成功させるための方法を紹介します。

 

 

 

TEXT/アリッサ・シェイファー Alyssa Shaffer

 

 

 

何の問題もないかのようにダイエットに成功している人がいるのに、自分は何をやってもうまくいかない……。

 

 ダイエットにしろトレーニングにしろ、なぜいつもうまくいかないのかと悩んでいる人はいないだろうか? もし同じような思いをしている人がいるとすれば、うまくいかない理由には「性格」が関係しているかもしれない。セレブのトレーナー、そしてアメリカで人気のダイエット挑戦番組、『The Biggest Loser』のコーチとして知られるジェン・ワイダーストロムの新著、『D i e t R i g h t f o rYour Personality Type』は、「性格がダイエットの成否に大きく関わる」ことに着目した本だ。

 

 

 

「どんな言葉や方法に励まされ、意欲が引き出されるかは、人によって大きく違ってくる」とワイダーストロムはいう。そして、「これまでの指導経験から、クライアントには5つの性格のタイプがある」という。「計画・実行型」「自由奔放・変化を好むタイプ」「一匹狼タイプ」「人助けタイプ」「あきらめ型」の5つで、どのタイプかによって、ダイエットについても運動についても、成功させる決め手が違ってくると話す。

 

 

 

さらに、ほとんどの人が直面する最大の問題が、人と自分を比べてしまうことだと、ワイダーストロムはいう。自分自身を見つめるのでなく、人と比べて問題解決の答えを得ようとしてしまうのだ。

 

「答えがどこかほかにあると探そうとするけれど、本当の答えは自分の内にある」とワイダーストロムは説明する。「自分自身を自分にとっての重要な資産だと考えるようにして、この性格からアプローチする方法を使って、自分に対する気づきを高めていってほしい」とワイダーストロムはいう。

 

 

 

34 歳の人気トレーナー、ワイダーストロムは、車を運転しているときのトラブルのたとえをよく用いる。「穴のある道に最初に出くわしときは、「まったく、なんてことだ! 車に傷がつく!」と怒ったり、落ち込んだりするかもしれない。でも、二度めにその道を通るときは、どこにその穴があるのかわかっているから、避け方もわかっている。 つまり、もし甘いデザートがダイエット失敗の引き金になるとわかっていれば、それに代わる何か健康的なものを用意しておくという方法がある。あるいは仕事で大きなプロジェクトを抱えていて気持ちも時間も余裕がないというのであれば、車やデスクに常にジムバッグを置いておくようにして、仕事が終わったらいつでもトレーニングに行けるようにしておくといい。「大事なのは自分の性格を知って、障害や落とし穴を切り抜けられるようにするということ。人生に障害はつきものなのだから」とワイダーストロムはいう。

 

 

 

ワイダーストロムによるタイプ別の分類は、もともとダイエットについて考えられたものだが、トレーニングについてもあてはまる。

 

もし自分の性格に合っていないワークアウトを行っていたら、楽しめないし、続けていくことも苦痛になってくる。

 

 

 

以下にあげている5つの性格のタイプのなかに、自分に最も合致するものを見つけていこう。そして自分の性格に合った方法でダイエットを計画し、誘惑や落とし穴を避け、成功に向かって進んでいこう。

 

 

 

つづく