ビール、それともワイン?

 飲まないのがベストです ↓

 

 

 


 

アルコールを飲むなら、どちら?

 

(『マッスル・アンド・フィットネス日本版』20167月号より)

 

アルコールの摂取は睡眠を妨げ、筋肉の成長を遅らせ、不要なエネルギーを摂り、“ビール腹”の原因ともなってしまう。筋肉づくりをめざす場合、ごく少量の摂取に抑えるべきだが、もしビールか赤ワインのどちらかを飲むとすれば、どちらが賢い選択になるだろうか?

 

 

1食あたりのエネルギー量は、ビール(約360ml)もワイン(約150ml)も大差ない。しかし、アルコール度が増すほど、エネルギー量も多くなる。一般的なワインのアルコール度は12度だが、それに対してビールは5度で、この点では明らかにビールに利がある。

 

 

しかし、ビールは炭水化物の含有量が多い。また、ビールもワインも少量のミネラルを含み、抗酸化物質の含有量もどちらも同程度だが、赤ワインにはレスベラトロールという、心臓の健康を守る作用が期待されるファイトケミカルが含まれている。

 

だが、ビールを適度に飲むことは(グラス2杯程度まで)骨と心臓の健康を守るとともに、糖尿病のリスク低減につながる可能性があることが、最近の研究で示されている。

 

 

つまり、ビール、ワインそれぞれの効果、マイナス面を考え合わせると、軍配はビールに上がるということだ。