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気分を落ち着かせる作用『Archives of Internal Medicine』に掲載
された1年にわたる研究によると、低炭水化物ダイエット(1日の炭水 化 物摂取量が 2 0〜40g)を行っていた人のほうが、低脂肪・高炭水化物ダイエットを行った人よりも、うつや不安、怒りに襲われることが多かったという。
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糖アルコールのマイナス面糖アルコールは天然、または合成でつくられる糖質甘味料で、「シュガーフリー」「糖分無添加」をうたった食品などに使われている。甘みがあるが、エネルギー量は砂糖の半分から3分の1程度だ。一般的な糖アルコールにはソルビトール、イソマルト、キシリトールなどがあり、咳止めドロップやアイスクリーム、チューインガムなどに使われている。キシリト
ールは胃腸の不調、お腹の張り、ガス、下痢といった症状を引き起こす場合があることが知られている。
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テストステロン値の低下
『Clinical Endocrinology』に発表された研究によると、異なる年齢層の男性にグルコース(ブドウ糖)を経口で摂取させたところ、テストステロンレベルに明らかな低下が認められたという。
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免疫機能を助ける
『Journal of Applied Physiology』誌に掲載された研究によると、ハードなワークアウト後に適切な量の炭水化物を摂取すると、風邪を防ぐ可能性があるという。炭水化物を約 30〜60 g 摂るようにすることで、免疫系の働きを回復させることができる。
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低炭水化物ダイエットか、低脂肪ダイエットか?炭水化物と脂質のどちらの摂取量を減らすのがよいかについて、2つのダイエット法の効果を比較する研究が長年にわたって行われてきたが、論争に一石を投じる研究が米国立衛生研究所から発表されている。
2015 年、米国立衛生研究所は19 人の肥満した成人を対象に、2つのダイエット法をそれぞれ2週間行わせ、結果を分析した。それによると、低脂肪ダイエットのほうが体脂肪減少量が大きいことが認められたという。