研究者いわく、
食事の回数を増やすメリットがあったとしても、それは非常に小さな差でしかないため現実的には意味がない。(中略)1日の食事回数は個人の好みにまかせるべきだろう。
いっぽうで、近ごろ不規則な食事の悪影響を示すデータがいくつか出ている。週を通して規則的な食事を守るとメリットがあるかもしれない。
一部抜粋した内容です:
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1日6食ダイエット」についてご質問をいただきました。
先日、「3〜4時間に1回は何か食べたほうが脳の機能が高まる」という説を否定してらっしゃいましたが、ダイエットに関してはいかがでしょう? Googleの健康づくりの記事には「時間を空けて食べると太りやすくなる」や「血糖値がガーンと上がると本来なら脳にいくはずの糖分が体に脂肪として回る」との意見もあるようですが?
とのこと。確かに「3〜4時間ごとに食べたほうが痩せる!」って説は昔からありますねぇ。細かく食べたほうがお腹が空かなくてすむって理屈で、DAIGOの奥さんも1日6食を実践してるらしい。
この問題については、幸いにも2015年1月に超ナイスな論文(1)が出ております。ニューヨーク市立大の研究で、過去に行われた食事回数とダイエットの実験データを精査したんですな。つまり科学的な信頼レベルは最強
研究者いわく、
食事の回数を増やすメリットがあったとしても、それは非常に小さな差でしかないため現実的には意味がない。(中略)1日の食事回数は個人の好みにまかせるべきだろう。
いっぽうで、近ごろ不規則な食事の悪影響を示すデータがいくつか出ている。週を通して規則的な食事を守るとメリットがあるかもしれない。
とのこと。食事の回数よりも時間を重視せよ!って結論になっております。確かに最近は「時間栄養学」がちょっとしたブームなんで、この意見にも共感できるところです。
そんなわけで、ご質問の記事にあった「時間を空けて食べると太りやすくなる」は間違い。「血糖値が上がると糖分が脂肪に回る」って説も謎で、よほどカロリーオーバーにならない限り、糖は脂肪に変換されにくい性質を持ってますんで。
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上記の説明、つまり科学的な信頼レベルは最強、、、、、
いやいやここが落とし穴。科学的エビデンスは、ころころ変わります。今日、正しいとされていることが、明日になると「あれは間違っていました、、、」なんてことは当たり前。
臨床データを完全に無視しろ、という訳ではありませんが、100%信じるのは危険です。
1日6食に問題があるとすれば、やり方が間違っているのです。減量とバルクアップを両立している世界中のトップボディビルダーを見れば結果は明らかです。
減量&バルクアップをしたければ1日6食を推奨します。なぜなら、長年にわたって多くのトップビルダーによって実証されているからです。漢方が昨今の薬やサプリより信用できることと同じです。
長きにわたる実績です。