進化論は真実か?地層と化石

世界の地層と化石の大部分は、この世界をおおった大洪水の泥水が沈殿していくときに出来ていった、と考えられます。地層が帯状で何層にも重なるのは、それを証明しています。

最下層には、海底の動植物の化石が多く、上の層に行くにしたがって、魚類両棲類地上動物--と。人間や知的な動物は、洪水が増すにしたがって高い所へ逃げてから濁流に飲みこまれたので、比較的上の層から発見されます。これは進化の順序ではないのです。また生物の化石は、生存中か死の直後、泥土ですぐ埋められなければ出来上がりません。水中や空気中では腐って分解してしまうからです。洪水は多くの民族の伝説にもあります。

 

原人について
原人といわれるネアンデルタール人やクロマニョン人は、頭蓋の容量が現代人よりも大きく、体は直立していて現代人に劣りません。現代人にも、いろいろな骨格の人がいます。進んだのは文明文化の進歩ですが、古代文明の建築技術に現代よりすぐれたものがあるのは、なぜでしょうか。そのほかのジャワ人、ラマピテクス、アウストラロピテクス等の化石の断片は、大きな猿のものであることが最近わかりました。

 

生命のない物質からは、、、、
最近、分子生物学の研究が進むにつれて、生命のない物質から生命が発生するということは、何十億年かかっても起こり得ないことが、わかってきました。これはパスツールの実験でも明らかです。

 

科学の基本法則からも
たとえ一つの細胞が出来たと仮定しても、そのままでは、時間が経つとともに分解して、元素に戻ってしまいます。これは、「組織の高度なものは次第に低下して、簡単なものになる」という「熱力学の第2法則」(エントロピーの法則)があるからです。科学の法則でも、退化はしても進化はしません。

 

どうして無性から有性に
それなのにどうしてその細胞が、2倍に4倍に8倍にと、細胞分裂して増え続けるのでしょうか。またその無性の生殖が、どうして有性の生殖になるのでしょうか。雌と雄によって子供が出来るためには、雌も雄もそれぞれの生殖器官が、同時にしかも双方がすぐ近くで、完全に子供の生めるものに変化しなければなりません。そのような変化が双方同時に起こるとしたら、進化は奇跡以外の何ものでもありません。

 

複雑で精巧な細胞

一つの細胞を、電子顕微鏡で観察すると、その構造が生きた大都市のように、複雑精巧に出来ているのに驚きます。その中心にDNA(核酸)の糸があり、人の場合はその糸を引き延ばすと、1.5メートルにもなります。その糸はラセン状の平行線で、ハシゴのような階段があって、なんと50億ものいろいろな遺伝情報が、その階段に組み込まれています。50億というと、1000冊の大百科事典の活字の数くらいで、世界の人口くらいです。これほどのものが、顕微鏡でやっと見える一つの細胞の中の核に含まれているのです。たった一つの細胞でも、偶然や進化で出来たものでないことがわかりましょう。

あなたの頭脳には、約140億の神経細胞があり、その1つの細胞は電子計算機よりも複雑精巧に出来ており、しかも互いに連絡し合って働いているのです。だから、あなたの頭脳はとてもすばらしいのですよ。

 

毎日1兆2千億の細胞が体内でつくられている
あなたの体は、60兆ものいろいろな細胞によって、つくられています。そして毎日そのうち2%の1兆2千億もの細胞が、体内で新しく造られ、古くなったものは分解されて体外に排泄されているのです。どんな科学者でも、たった一つの細胞でも造り出せませんが、毎日だれが1兆2千億もの細胞をつくり、あなたを生かしているのでしょうか。人類をはるかに超越した方、つまり全知全能の神のほかには考えられません。

 

神様は宗教団体のボスではありません。全知全能の科学者だと私は思います。