予備疲労法、その2

「予備疲労法」とは、複合エクササイズの直前に、ターゲットの筋肉にアイソレーションエクササイズを行い、あらかじめ疲労させておくというテクニックです。この方法をとることによって、次に行う複合エクササイズで、ほかの筋肉よりも先に、ターゲットの筋肉を疲労に追い込むことができます。ベンチプレスの例で考えてみましょう。

 

たとえば胸のワークアウトでベンチプレスの前に、ペックデック(チェストフライとも呼ばれています)(アイソレーションエクササイズ)を行うとします。そうするとベンチプレス(三角筋や上腕三頭筋も働く)を始める前に、胸筋のほうが先に疲労した状態になっています。したがってそこでベンチプレスを行うと、三角筋や上腕三頭筋よりも先に胸筋が疲労に追い込まれてしまいます。つまり「予備疲労法」は、複合エクササイズでターゲットする筋肉を完全に疲労に追い込むための確実な方法となるのです。

 

つづく