望ましい睡眠時間は7時間から8時間だといわれていますが、適切な睡眠時間は人それぞれ異なります。
また、睡眠の長さだけでなく質も重要です。
質の良い睡眠をとるためのポイント
●一定の時刻に起きる
体には体内時計が備わっており、前もってホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、睡眠に備えてくれます。規則正しい生活が体内時計を整え、質の良い睡眠を引き出す秘訣となります。
●布団を出たら、すぐに太陽の光を浴びる
体内時計は朝の光を感じると、時計をリセットして新しい1日が始まります。
●夕方以降は、強い光を浴びない
眠りには「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンが大きく関係しています。メラトニンは夕方から徐々に分泌量が増えて眠気を起こします。就寝前にテレビや携帯電話、スマートフォンなどのブルーライトを浴びるとメラトニンの働きが弱まるので、就寝前の使用は避けましょう。
●ぬるめのお風呂につかる
就寝の1~2時間前までに、ぬるめのお風呂にゆっくりつかり、深部体温をしっかり温めれば、就寝のタイミングで深部体温が下がってスムーズな入眠を得ることができます。熱いお湯は交感神経が刺激されて寝つきが悪くなるので、38~40度くらいのお湯がおすすめです。