操作されている健康情報

前回からの続き

 

 

 

どうやらこの裏側には、巧妙なアメリカの食物メジャーの仕掛けがあるようです。
それはFOAが示す「蛋白質のケミカル・スコア」に仕掛けがあります。これは一般庶民の栄養学と医学の無知をついた巧妙な仕掛けです。
このケミカル・スコアは、窒素1gあたりの各必須アミノ酸の量を「FOA基準配合」としているからです。
そしてこの中で注目すべきことは、肉や牛乳を「良質の蛋白源」とするために、「卵を最初から100の基準値」に置き、卵と比較してケミカル・スコアが作られていることです。

卵を100の基準値において他の食品と比較すると、牛乳が80、カゼイン80、卵アルブミン100、牛筋肉80、牛心臓80、牛肝臓85、牛腎臓80、豚ヒレ肉85、大型高級魚75、精白米75、精白小麦80、ライ麦80、大豆75、各チーズなどの乳製品75~80とし、小魚や玄米などの穀類は50以下の低い数値に抑えられています。

これから考えると、プロテイン・スコアやケミカル・スコアをもって、肉は良質の蛋白質であるという作為的な意図が窺われ、大衆・庶民に向けられた食の理想像が、最初から固定されているということになります。
 つまり仕掛けの段階で、肉や牛乳や卵を「良質の食品」と決め付け、これをケミカル・スコアにして証明したに過ないということが分かります。

 そしてこうしたことが国連の下部機関のFOAで発表されているということは、国連が、もともと第二次世界大戦当時の連合軍であり、これがいつしか国際連合軍になって、敗戦国・日本に食事情を押し付けるという現実が否めないのです。
 これは国連の示す「United Nations」が国際連合軍の意味であり、日本人はこれを「国際連合」と誤訳したところに、日本人の悲劇が始まっています。
 そしてこの悲劇は、国連FOAが示す「ケミカル・スコア」によって表面化しました。

 

 

つづく