下肢静脈瘤とは

下肢静脈瘤とは文字通り足の静脈にコブができたように見える病気です。

 

ふくらはぎなどひざから下の部分(下肢)の静脈が瘤(こぶ)状に膨らんでいる状態が一般的にみられます。

 

また、蜘蛛の巣のように四方に血管が青く浮き出るような状態などもあります。

 

この下肢静脈瘤という病気は大きく別けると4つのタイプになります:

 

 

・伏在型の下肢静脈瘤

 

静脈が拡張し、蛇行した状態です。ボコボコに瘤が盛り上がり、ひどいものになると潰瘍を発症する場合があります。

 

・側枝型の下肢静脈瘤

 

膝の周りや裏側、太ももの前後の周辺に発症します。側枝というだけに静脈の本幹に発症する「伏在型の下肢静脈瘤」よりは血管の浮き上がりが小さいです。

 

・網目状の下肢静脈瘤

 

「網目状の下肢静脈瘤」は太ももの外側、裏側、膝の裏側などに発症します。

 

見た目が「網の目」状に青黒く細い血管が浮き上がって見えます。

 

・クモの巣状の下肢静脈瘤

 

最後は「クモの巣状の下肢静脈瘤」です。

 

下肢静脈瘤の4つのタイプでは一番細い血管の拡張タイプになります。

 

皮膚内の細い静脈が拡張し、変色して浮き上がっています。

 

色や形状が多岐に渡り、一概にこれと言えませんが、確かに見た目が「蜘蛛の巣」のように見えます。

 

 

つづく