体を大きくすることが目標でも、引き締めることをめざす場合も、栄養摂取は成果をあげるカギを握ります。適切な食品を摂って効果的に体に栄養を送り込んでいれば、目標達成はより速やかに進みます。体づくりにとって、食事はトレーニングと同じくらい重要となるのです。
お薦めの食材
トマト
トマトにはリコピンが豊富に含まれています。リコピンはトマトに多く含まれる赤い色素で、優れた抗酸化作用を持ち、前立腺癌などの予防に役立つことが知られています。
ビタミンC やカリウムも多く含まれています。１個のエネルギー量はわずか26kcalで、食物繊維は２ｇ摂ることができます。
トマトに含まれるリコピンは加熱したほうが吸収率が高まると言われています。
それは熱によって細胞が壊され、抗酸化物質が細胞の外に取り出されて吸収しやすい形になるからためです。 生のトマトのほうが食物繊維は多いですが、加熱するとリコピンやビタミンのなかにも吸収力が高まるものもあるのです。
アーモンド
カロリーが多いと敬遠している人もいるでしょう（20 粒で140kcal）。だがアーモンドには、心臓の健康を守る単価不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。それに１食分あたり食物繊維３ｇ、たんぱく質６ｇを摂ることができるのです。
アボカド
脂質が多いので敬遠している人もいるかもしれませんが、アボカドに含まれる単価不飽和脂肪酸にはコレステロール値を下げる働きがあります。
スライス２切れ（１切れ30ｇ程度）で食物繊維２ｇを摂ることができ、エネルギー量は90kcalです。