背中を大きくする。チンニング編、その2

体を引き上げすぎている

 

 顎がバーを越えるまで体を引き上げるというのが一般的なアドバイスですが、人によってはこの方法が最適とはならない場合もあります。目、または鼻がバーの高さに達したときに、広背筋の収縮が最大限に感じられるという人もいます。そうであれば、その高さまで引き上げるようにすればOKです。動作のどの局面で、ターゲットの筋群を最大限に収縮させた状態が得られるかを探っていきましょう。そしてその局面をトップポジションとして動作を行うようにしましょう。

 

 

 

●反動を使っている

 

 キッピングといわれる、反動を使う方法をとると、レップ数を容易に増やすことができますが、背中の筋肉を完全に働かせることにならず、また肩関節を傷める危険性も高まります。

 

 反動を使ってレップ数を多くこなせるようになっても、正確なフォームで行うチンニングの向上にはつながりません。チンニングで最大限の成果を得るためには、正しいフォームで、コントロールした動作で行うことが絶対条件です。