ミネラルのひとつセレンについて

セレンはミネラルの中の必須微量元素のひとつで ビタミンEと同じように抗酸化の働きをします。

 

 

 

細胞膜などに含まれる不飽和脂肪酸は酸化されやすく、酸化されると過酸化脂質という有害な物質に変わって組織を老化させ動脈硬化の原因をつくります。

 

 

セレンは過酸化脂質を分解するときに働く酵素の成分で 老化防止に働く役に立つ助っ人です。

 

また免疫機能を高め癌に対する抑制効果があるとして注目されています。

 

それ以外にも有害物質が体内にはいるとそれと結合して毒性を消すという働きも持っています。

 

セレン(Se)は動物の発育と生殖に必要であり、また種々の疾病を予防する作用をもっています。

 

また、セレンが不足してくると、筋肉の不快感や筋力低下などが起こってきます。セレンはがん予防効果が期待されているミネラルでもあります。動物実験でもセレン欠乏動物は発ガン率が高くなっています。

 


セレン欠乏が増悪因子となっていたり、セレンが予防あるいは治療効果が認められたものとして、心筋障害、筋肉の障害、冠動脈疾患とアテローム性動脈硬化、がん、などがあげられます。

 

 

 

不足も怖いですが、過剰はもっと怖いので注意しましょう。

 

 

 

セレンを多く含む食品としては、魚介類などの海産物と、動物の内臓があげられます。穀類、乳製品、野菜、果物にも含まれています。