糖質には要注意

神経伝達物質である「セロトニン」は、満腹感や満足感・くつろぎ感を与える役目をしています。

 

食欲を調節し、セロトニンが変化したメラトニンは睡眠を促す働きを持っています。

 

 

身体的・精神的ストレスが長期間に及ぶ時には、コルチゾールやアドレナリンの様な「ストレスホルモン」が作られ、結果として「セロトニン」の合成が妨げられます。

 

セロトニンが不足すると、内因性うつや食欲の調節機能が乱れて肥満になったり、食欲不振や神経性過食症・不眠症を引き起こしたりします。

 

セロトニンは大切な脳内神経伝達物質ですが、9095%は腸管壁にあります。

 

セロトニンは食物タンパクのトリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸から作られ、ビタミンB6とマグネシウムの助けによりトリプトファンがセロトニンへと作り替えられるのです。

 

もしナイアシン(ビタミンB3)が不足すると、食物中のトリプトファンをビタミンB3を作る為に使ってしまうので、ますますセロトニン不足が起きうつ等になり易くなります。

 

 

砂糖のような炭水化物は、腸管壁にあるセロトニン受容体を刺激し、セロトニン量が「一時的」に増えるので、うつの様な人達は炭水化物=糖質の食べ物を欲しがるのです。

 

さらには、糖質によるセロトニンの増加は「一過性」である為、いくらでも欲しくなり、糖質の摂り過ぎによって肥満をはじめとする「生活習慣病」に繋がる結果となります。