癌は治る?その2

医学は、人間の病気を取り除き、幸福な健康体にさせてこそ、その意味があります。
 しかし現代医学は人体を、人間として見るのではなく、生体メカニズムとして見る為、人間軽視、人格侮蔑の一面がある事を否定できません。
 その為に、木だけを見て森を見ない現実があります。その結果、本来患者と対面しなければならない医学が、医者は検査結果の数値ばかりを睨み、肝心な患者の訴えや苦痛を見ていないのです。それこそ、不自然で無理な治療へと走らせているようです。

 究極の医学とは、人間に希望と勇気を与え、人格を尊厳しつつ、こうした研究がなされてこそ、真の医学と言えるわけで、こうした食事療法という東洋医術の成果に対して、もっと多くの医学者が、謙虚に学ぶ姿勢を持つべきです。

 現代医学は今、膨大な厚生労働省からの予算と、最新の高価な医療設備を有し、国際的な使命を担った、大勢の優秀な頭脳を有する医師集団が、これら最新医療機器をもって、ガン治療の対策に、日夜没頭し努力を続けています。
 ところが、今日に至っても、その原因すら究明できず、その極め手となる効果的な対策は、まだ発見されていません。

 その理由は、現代医学に一つの固定観念があり、その固定観念の最たるものが「骨髄造血説」であり、常識化されて広く支持され、これに傾く医学者が圧倒的に多いことです。
 もし骨髄造血説が、人体構造を成す真理であるとするならば、人間の持つ《自然治癒力》は説明がつかなくなります。