柔軟性はどのくらい必要?

日常生活において、関節可動域(ROM)をいっぱいに広げて行う動作というものはありません。そのため、ストレッチで必要以上に関節可動域が広がっても、あまり意味がないということになります。

 


例えば、仰向けに寝た状態で片膝を伸ばしたまま、ストレートレッグレイズのようにストレッチをするとしましょう。そのまま脚を上げていって、つま先が頭の方の床へ着くとします。いわゆる縦に行う股割りみたいなものですね。果たして日常で片足を頭の上まで上げる動作があるでしょうか?

 

つまり、ストレッチで縦股割りのような関節可動域を手に入れたとしても、日常で使わなければ無駄な可動域といえます。

 

身体を動かさないことで、歩幅が狭くなりすぎるとエネルギー効率も悪く、転倒の危険性も高まるので問題ですが、少しダイナミックな身体の動かし方をすることを意識していれば健康は保たれるでしょう。ストレッチで必要以上に関節可動域を広げる事にこだわらなくても良いと言えます。

 

 

逆に広がり過ぎると怪我につながることもあります。