関節可動域(ROM)を広げる必要があるのか?体が柔らかいことのメリット、デメリット

「ストレッチ」=「体を柔らかくする」
これは、一般的にも浸透したストレッチのイメージだと思います。

「体が柔らかい」というイメージのほとんどが、股割りができるなど、関節の拡がる範囲が大きいことを意味しているはずです。
では、本当に「関節可動域(ROM)」を広げる必要があるのでしょうか?

 

 

 

関節可動域(ROM)とは?

 

「関節可動域」は、英語ではRange of Motion(レンジ・オブ・モーション)と表記します。
Range=範囲」で「Motion=可動」という意味です。つまり関節が動く範囲を意味します。
例えば、肘を目一杯伸ばした状態から、完全に曲げた状態を、肘関節の関節可動域(ROM)と言います。

この関節可動域は各関節に存在します。
関節可動域がアップ可動する範囲が広がったという事です。

 

 

 

ストレッチは関節可動域(ROM)をアップさせるのに効果的です。

研究データによると、関節可動域を増やすには、ストレッチを30×6セット行うと、パッシブ(受動的)な関節可動域がコンスタントにアップしたというデータがあります。特に1-4セット後が、関節可動域が多く増えたというデータがあります。
関節可動域は広げるには、通常より比較的長い時間かけてストレッチするのが効果的なのです。