パレオダイエット

基本の考え方

 

 太古の昔の私たちの祖先は、栽培された食物を口にすることはありませんでした。コンビニも、ファーストフードの店ももちろんなし。限られた種類の植物や、狩りで仕留めた動物が命を支える食料源でした。つまり、口にするもののほとんどは肉であり、それに加えて野生の植物、つまり木の実や野草などが食べるもののすべてでした。この太古の祖先の食事になかったもの、それが穀物、大量の砂糖、加工されたでんぷん食品といったものでした。このことから考え出されたのが、「パレオダイエット」、あるいは「旧石器時代の食事法」といわれるダイエット法です。

 

 

パレオダイエット支持者たちの考えは、人間の体の遺伝的な特質は、太古の昔からほとんど変わっていないということです。したがって私たちの体は、農耕や現代のような加工技術によって作られる食品ではなく、太古の祖先の時代の食生活に適応した遺伝子を受け継いでいるというのです。こうした旧石器時代の食事に似た食生活を送ることが、健康を高め、筋肉をつくり、体脂肪を減らすことになり、これがパレオダイエットの考え方なのです。