診断結果に対する不信感

あるクライアントさんで、首の痛みに対して「軽度頸椎ヘルニア」と診断された方がいらっしゃいます。 その方に、痛みについて「0から10 段階でいえば、どのレベルですか?」と訊くと、「20」と答えるんです。「0から10」といっているのにもかかわらず、「20」と答える。それくらいに本人には激痛があるのに、診断は「軽度頸椎ヘルニア」なんです。

 

痛みがすぐになくなるなら、「軽度」でもご本人は納得するでしょうけど、その激痛がなくならないのに「軽度○○○○」と診断されたら、ちょっと納得いかない気持ちになるのは当然と言えば当然のことでしょう。

 

そのクライアントさんは痛みが治まらず、いろいろな病院に行って診てもらったらしいんですけど、病名がそれぞれ違っているとのことなのです。病名は違うのですが、病名の前に「軽度」とつくのは共通する。本人にしてみると、行くところ行くところで病名が違うことに不信感を持つし、これだけの激痛があるのに「軽度」のところだけ共通するのは納得いかない。なおさら不信感がつのるわけです。