バイオ・サイコ・ソーシャルモデルとは、患者やクライアント
の置かれている困難な状況を把握するためには,厳密にはバイオ
(bio)/サイコ(psycho)ソーシャル(social)という
3つの側面に分けてクライエントの状況や環境を把握する必要があるとする考え方を指します。
このモデルでは,こうしたバイオ(bio)/サイコ(psycho)/ソーシャル
(social)の要因がそれぞれに独立したものではなく、相互に関
連し合い複合的に作用しあって困難な状況をもたらしていると捉え,
この3つの側面からの問題解決を図ることが望ましいとします。
バイオ・サイコ・ソーシャルモデルの特徴
● 病気は単一の原因によって起こるのではなく、生物・心理・社会的要因
が複合的に作用
● 身体的な部分だけを治療するだけでなく、全人的なところに目を向ける
●健康と病気は連続体
●セルフケアやセルフマネージメント
●健康や病気は自己責任
●危険因子の削減のためのライフスタイルの変容
●身体を中心としたアプローチ
●臨床的/診断処方的要因
●病気への恐怖/脅し
●完璧を目指す処方(最終的には失敗)
●他人との比較/競争的(偏差値絶対主義)
●楽しさの不足
●文化的統性
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