細胞は何をしている?

今日から、細胞についてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

細胞は、「核・細胞質・細胞膜」で構成され、これらがタンパク質をつくって運ぶ、エネルギーを生み出す、ゴミを分解して捨てる、恒常性を保つ、という働きを担うことで、私たちの生命を営んでいます。

 

ここからは、少し詳しく見ていきましょう:

 

    タンパク質をつくって運ぶ

 

体をつくるタンパク質はアミノ酸で構成されていますが、組織・器官によってアミノ酸の並び方が違います。その並び方の違いは、遺伝子に基づいて決められます。つまり、「遺伝子=アミノ酸配列情報」となり、この配列情報に従って体がつくられるため、遺伝子は「体の設計図」とも言われています。

 

 

 

遺伝子が記憶されている場所=DNA

 

遺伝子は、核に存在するDNA(デオキシリボ核酸)という長いヒモ状の中に記録されています。細くて長いDNAは、からまったり切れたりしないように、「ヒストン」というタンパク質に巻き付いて連なっていき、規則的に折り畳まれて「染色体」と呼ばれる構造をつくります。人の場合、1つの核に46本の染色体が詰め込まれていて、46本の染色体を1

 

本の線に伸ばしてみると、約2mにも及びます。

 

 

 

では、遺伝子が記録されているDNAとは、一体どういう構造をしているのでしょうか?