<高齢運転>「講習」待ち長期化…12道県、5カ月以上

毎日新聞 218日配信より

 

高齢運転者の事故防止のため70歳以上に義務付けている「高齢者講習」で、5カ月以上待ちが兵庫や埼玉など12道県に上り、75歳以上の受講者の27%が2カ月以上待たされていることが警察庁の資料で分かった。待機が長期化したのは、講習の大半を担う自動車教習所が少子化で数が減り余裕がないため。警察庁は来月の道路交通法改正で認知症検査を強化するが、一層の混雑が予想される。

 

 

 

高齢者講習は、免許更新時に検査や講義、実車指導を受ける。更新時の誕生日前後の6カ月間で終了しないと免許が失効する。75歳以上には認知機能検査もある。講習の約95%は自動車教習所が委託実施する。

 警察庁が毎日新聞に示した資料によると昨年8月のある日に高齢者講習を予約して待つ期間が2カ月を超える人の割合は、70歳~75歳未満20%、75歳以上27%。5カ月以上待ちは兵庫(70歳~75歳未満19%)、埼玉(75歳以上16%)など。

 来月施行の改正道交法では認知症対策を強化。これまで認知機能検査は高齢者講習と同一日だったが、多くの県で別日になる。違反があれば随時、認知機能検査や臨時講習をするため、受講待ちが長期化する恐れがある。

 警察庁運転免許課は「おおむね2カ月以上の受講待ちの解消を目指す」とし、道交法改正で講習時間を短縮することで「長期受講待ちの解消にもつながる」とした。

 

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高齢者だけではありませんが、やはり加齢とともに認知→判断→実行の時間がかかるようになります。

それは神経、骨格系、筋系の運動連鎖が低下してくることに起因すると思われます。

これらを鍛えることに加えて、自動運転システムの導入も有効な手段ですが、実は車によって事故を起こしやすい車(視界、ボディ形状、サイズ等)とそうでない車があるのです。これはちょっとした盲点です。