糖質制限について

 

賛否両論ありますが、糖質制限やグルテンフリーが話題となっています。因みに糖質制限=グルテンフリーではありません。

 

今回は糖質制限について書かせてもらいます。

 

最近、糖質の多い食事が肥満や糖尿病やメタボリック症候群や認知症やがんなど多くの病気の発生率を高めていることが多くの臨床試験で明らかになってきました。

 

癌もその発生や再発の予防において、食事の内容が極めて重要であることが知られています。

 

 

この「癌と食事の関係」の研究において、近年大きな変化が起こっています。それは、今までの常識であった「肉や脂肪の多い食事が癌の発生や進行を促進する」という考え方から、「糖質の多い食事が癌の発生や進行を促進する」という意見を支持するエビデンス(証拠)が増えています。つまり、糖質制限が癌の発生や再発を予防できるという研究結果が数多く報告されているのです。

 

 

糖質の多い食事は、癌だけでなく肥満や糖尿病やメタボリック症候群や認知症など様々な疾患を増やしていることも明らかになっています。 糖質を摂取するとインスリンが分泌されますが、このインスリンは脂肪の合成を増やし、肥満を起こしやすくします。インスリンの出ない食事、すなわち糖質制限食が体重の減量においてカロリー制限食よりも効果が高いことが多くの臨床試験で確認されています。このことは、私自身でも実証済みです。間違いありません。