癌について

我々の体にはたくさんの細胞があります。

正常な細胞は、体や周囲の環境によって増えたり、増えることをやめたりしています。

細胞の数は遺伝子によってコントロールされています。
遺伝子に変化が起こると、これらがコントロールできなくなることがあります。

その結果、異常な細胞が増え続けてしまったり、脱落すべき細胞が脱落していかなくなったりします。

 

 

我々の体内には、遺伝子の変化を観察する仕組みがあり、遺伝子を修復したり、異常な細胞が増えることを抑制したり、排除することで正常な状態を保とうとするわけです。

ところが、この観察する目を通り抜けてしまう細胞があります。

無制限に増える、ほかの場所へ移って居座るなどの機能を獲得してしまった異常な細胞が年月をかけてその数を増やし、ついには体に害を与える悪性腫瘍を形成していきます。これが癌です。

 

このように、この病の発生のメカニズムは我々の生命の維持や成長の仕組みととても密接な関係にあります。

これは、この病になることを完全に防ぐことは難しいということを意味していますが、我々としては癌になりにくいような対策を立てることが重要となってきます。

 

 

生活習慣を整えることは大変重要です。

 

例えば質の良い睡眠を十分取ること、運動不足にならないよう週に数回、運動すること、健康的な食事をすること、腹7分目で食事を終えること、といった対策です。