AGE と O157

今、ニュースなどで話題に上る事柄のひとつに O157 があります。

 

ウィキペディアによると、

157(オーいちごなな)は、O抗原157番の大腸菌で、一般には腸管出血性大腸菌O157:H7Escherichia coli O157:H7)のことを指す。ベロ毒素を産生する病原性大腸菌で、感染により消化器系食中毒症状だけで無く重篤な全身症状を引き起こすことがある。」

とあります。

 

また、O157は感染力が強い事でも有名で吐しゃ物、便などから二次感染を起こす可能性も高いようです。

 

しかし、O157 は熱に弱く 75℃ で 1 分以上加熱すると死滅すると言われています。

 簡単な覚え方としてO157 :逆から読んで751分加熱で菌0

 と言うものがあります。これは覚えやすいですね!

 

さてここで考えてみたいのが前回までいろいろと書かせていただいた AGE との関係です。 

 

O157 を殺すには、「75℃で 1 分以上加熱する」必要があります。

 

例えばコロッケやメンチカツなどは油で揚げますが、約 180℃ の油で揚げるのが理想とされていますが、中心部まで火を通さないと意味がありません。75℃ で死滅するはずの O157 は死滅しないのです。

 

しかも 180℃ 近くで揚げれば、残念ながら AGE が大量に発生します。

 

極論かもしれませんが、O157 対策の観点からも AGE 対策の観点からも、やはり「揚げ物」は食べるのは止めましょう。

 

 

余談ですが、揚げた後に電子レンジで加熱しよう、なんてことは間違ってもしてはいけません。

 

電子レンジで温めた食材は発癌性が高くなります。電子レンジは捨ててください。