活性酸素について(その3)

 

代表的な活性酸素は、「スーパーオキシドラジカル」、「過酸化水死」、そして「ヒドロキシラジカル」の3つです。

 

 「スーパーオキシドラジカル」

 

酸素が1つ電子を受け取り不安定な状態を(スーパーオキシドラジカル)といいます。体内では最初に生成される活性酸素です。不対電子を(持つ)フリーラジカルですが、反応性は比較的(低い)ため、直接の傷害因子にはなりにくいといわれていますが、過酸化水素という強力な活性酸素の生成源につながるのが特徴です。

 

 

「過酸化水素」

 

スーパーオキシドラジカルが電子を1つ受け取ると(過酸化水素)へ変身します。これが第2の活性酸素です。不対電子を(持たない)のでフリーラジカルではありません。しかし、反応性の(高い)活性酸素である上、(細胞膜)を通過できるので、発生場所から離れた部位に達し、さまざまな物質に対して強力な酸化反応を起こしうる性質があります。

 

 

「ヒドロキシラジカル」

 

過酸化水素がさらに電子を1つ受け取ると、(ヒドロキシラジカル)という酸化力が最も強い活性酸素になります。人体にとって最も有害なフリーラジカルといわれ、その高い反応性から、生体内で発生すると(脂肪)やタンパク質、(DNA)などさまざまな生体成分を攻撃し、やがて脳や臓器など全身の機能を低下させていきます。